震災当時勤めていた会社が被災したため、中途採用で入社しました。以前の職場とは事業内容も職種も異なりますが、仕事内容に対する不安よりも、働かないとという使命感が強かったです。
　工場では「殺菌」という部門を担当しています。大きな釜で一定時間、一定の熱と圧力で缶詰製品を殺菌します。釜は全部で６つあるのですが、これをフル稼働させて一日約10万缶以上の製品を殺菌。製品が安定した品質と美味しさで市場に流通するために欠かせない工程です。気を付けているのは、製品の品質が損なわれないよう、殺菌温度が保たれていることを目視でしっかりと確認すること。また、缶詰製品はケース単位になると重いので、運搬時にケガをしないよう注意しています。
　入社してから「品質管理主任技術者」と「殺菌管理主任技術者」の講習を受講、資格を取得させてもらいました。会社が積極的に資格取得させてくれる環境で、本当にありがたく思っています。これからも食品関連の資格取得にチャレンジしながら、会社のためになる人材に、そしてまた自身も成長していきたいと思っています。